これでいいのだ! (2)感覚過敏 

Rmamaのこれでいいのだ

18歳の息子は、ASDで登校しぶり、不登校を繰り返し、現在、通信制高校を休学中。

怒涛の子育てでしたが、今は、家族で穏やかに暮らしています。

感覚過敏:本人に寄りそう過ごし方とは?

子どもが小さい頃、いっぱい楽しいことをさせてあげたい、たくさんの経験をさせたいと思っていました。

遊園地、動物園、海、プール、バーベキュー・・・etc。

でも、息子は、どこに行っても嫌がって、逃げ回ったりぐずったりするばかりです。

幼稚園の友達に田植えに誘われた時は、車に隠れて外に出てきませんでした。

(他の子ども達は、楽しそうにしているのに、なんでだろう)と不思議でたまらないのと、情けない思いでいっぱいでした。

そのわけが、なんとなく分かったのは、息子が小学校2年生の遠足の時です。

行先は動物園でした。

朝、準備をしてリュックを背負い、玄関を出ようとしたところ、いきなりうずくまって動かなくなったのです。

私は、びっくりして、「どうしたの?」と聞くと

「行きたくない。動物園のにおいが嫌だ」と絞り出すような声で言うのです。

これまで、動物園に行っても、逃げ回るばかりで動物を見ようともしなかったのは、においのせいだったんだと初めて分かりました。

「それじゃ、休もう」と学校に欠席の連絡をして、お昼はリビングに敷物を敷いて、息子とお弁当を食べました。

みんなと一緒に行けないことに親として涙が出そうでしたが、(こういうのもいいかもね)と思ったのを覚えています。

感覚過敏は、定型発達人の何倍も何十倍も感じてしまうので、大多数の人には何でもないことが耐えがたいほどの苦痛なのだと思います

息子がどこに行っても嫌がっていたのは、音やにおい、触覚など辛いことがたくさんあったのでしょう。

ハワイ諸島

忘れられないのは、息子が幼稚園の時にハワイに行ったことです。

夫の勤続年数で会社から旅行券がもらえたので、両方のおばあちゃんを連れて思い切って出かけました。

けれど、ハワイに着いてから息子はホテルから出るのを嫌がって、ほとんどホテルの部屋で過ごしたのです。

食事もピザとかのテイクアウトかデリバリー、買い物は、ホテルで息子と留守番する人と出かける人に分かれました。

何が嫌なのか分かりませんでしたが、今思えば、日本とは異なる街の雰囲気、におい、音、英語での会話等、いつもと違う何かを感じ取っていたのかもしれません。

ビーチに行っても、裸足で砂浜に立てず、海にも入れず、唯一行けたのは、水族館でした。

なぜかというと、1人ずつに音声案内機が渡され、水槽の前の番号と同じ番号を押すと、日本語で目の前の魚の説明が聴けるのが面白かったからです。

息子は、数字が大好きなのです。

成長するに従って、息子の感覚の過敏さは薄らいできたように感じます。

経験や慣れのせいかもしれませんが、小学生の頃は、科学館に好んで行くようになりました。

「子どもならこんなことを喜ぶはず」といった親の固定観念は、持たない方がよかったと思います。

今の息子となら、ハワイ旅行ももっと楽しめたかもしれません。

ハワイの夕陽

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