これでいいのだ!(6) 啐啄同時(そったくどうじ)

Rmamaのこれでいいのだ!

子育ての啐啄同時(そったくどうじ)とは?子どものタイミングを尊重すること

ひきこもりの相談援助をされている丸山康彦さんの講演で、「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉を初めて聞きました。

ググってみると・・・

啐啄同時

「またとない好機のこと。また、学ぼうとする者と教え導く者の息が合って、相通じること。

鳥のひなが卵から出ようと鳴く声と母鳥が外から殻をつつくのが同時であるという意から」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%95%90%E5%95%84%E5%90%8C%E6%99%82/

とあります。

啐啄同時のイラスト

親になったら、保育所や幼稚園、小学校、中学生、高校、大学、就職といういくつかの節目に沿って子育てしていくのが、日本では当たり前になっています。

でも、そのタイミングに合わない、合わせられない子どももいます。

一人ひとり成長の速度は異なるし、特に、発達凸凹のある子どもは、できる事とできない事の差が大きく、個人の中でもいろいろな能力が伸びる時期がバラバラです。

でも、親は、なんとか定型発達に合わせようと焦ります。

うちの場合、家では好きな事をやらせてきました。

数字を書く、将棋、路線図作り、かご作り、アニメ、漫画・・とマイブームは変わっていきました。(今は、動画制作だそうです)

習い事は、私が何を勧めても一切やりませんでした。

周りがみんなやってるからと、親が先回りしてやらせようとしてもうまくいきませんでした。

習い事だったら、やりたくなければやらないですみますが、学校はそうはいきませんでした。

不登校だった息子が中3になり、「もう高校には行かない」と言った時、私は、お先真っ暗でした。

病院で薬を処方してもらったり、行けそうな高校を探したりして、なんとか通信制高校に入学できました。

たぶん、息子は、そこまで心身が回復していたわけではなく、もっとゆっくりする時間が必要だったかもしれません。

ゆっくりする

進学は、私に促されてのことだったと思います。

相談していた専門家の先生には、「本人が『行きたい』と言うまで、待ってあげてくださいね」とアドバイスされていましたが、同級生が高校進学する中で、我が子がどこにも進学しないなんて、私には耐えられませんでした。

今思えば、世間体というのが強かったのです。

通信制高校ならいつでも入れるのですから、そんなに焦ることはなかったのです。

息子は、高校に入ってしばらくは頑張っていましたが、高2になって突然、「辞める」と言い出しました。

本人の意志は強く、ぱったりと行かなくなりました。

その後、高卒認定を取り、現在は、自分のペースで学ぶことを望んでいます。

不登校の子が動き始める時、それは、しっかり休んでエネルギーを貯めて、外に出たい、学びたい、何かやってみたいという意欲が湧いてきた時だと言われます。

息子を見ていて、15歳(中3)だから、18歳(高3)だからという年齢にこだわらなくてもよいと感じました。

その子なりに成長していき、その時がきたら、やりたい事を見つける気がします。

学ぶ方法もいろいろあります。それは、親の思い描いていた事やタイミングとは違うかもしれませんが、本人の選択を尊重したいと思います。

親が、進学や就職のタイミングで焦って、「早く出ておいで。どうするの!」と殻をつつくと、子どもは、まだ準備中で、逆に殻から出てきにくくなるかもしれません。

親はまず、自分の心を整えて、子どもが殻を破って外に出ようとする時期を感じ取り、そっと後押ししてあげればよいのだと、「啐啄同時」という言葉から学びました。

あと押しするペンギン?

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